大学生のためのスマートフォン活用講座(2010年10月版)

私が講師として勤務するいくつかの大学で、スマートフォンを購入した、または購入検討中の学生数が急速に増えています。本エントリーでは、私に対して頻繁に寄せられる質問に答えることを目的に、大学生活の中でどのようにスマートフォンを活用できるかをまとめてみたいと思います。なお、本ドキュメントの執筆は、私(syuhei)と同志社大学大学院生で私の友人のASWAN君が行いました。ASWAN君に深く御礼申し上げます。

[important]以下のドキュメント内には特定の商品やアプリケーションソフトへのリンクが含まれていますが、アフィリエイト型広告など、読者がリンクをクリックすることで私に金銭的対価が支払われるような仕組みは一切含まれておりません。[/important]

スマートフォンとは何か?

スマートフォン(smartphone)とはそもそもどういうデバイス(道具)を指すのか?その定義は実に様々で正解と言えるものはないかと思いますが、Wikipedia [jp]の定義に基づいて私なりに再定義しますと次のようになります。スマートフォンとは、携帯電話の持つ基本的な機能(通話やメール)に加え、ユーザー主導で開発される数々のアプリケーションソフト(アプリ)を通じてパソコンと遜色のない高度な情報処理技術を持つ携帯情報端末です。私が思うに、スマートフォンと従来の携帯電話の最大の違いは機械(ハードウェア)の性能差というよりもアプリの開発・配布・販売というソフトウェア環境の違いにあります。

スマートフォンのアプリと従来型携帯電話用アプリ

従来の携帯電話でもアプリは利用できましたが、スマートフォンのアプリとは区別して考えるべきです。従来の携帯電話用アプリの多くは携帯電話会社(キャリア:docomoやau、SoftBankなど)から公式サイト経由で提供されていました。ユーザーはキャリア主導の限られた選択肢の中からアプリを取得(または購入)していたのです。最近でこそ従来の携帯電話用アプリの開発に必要な技術や情報の公開が進みました1 が、ユーザーが独自に開発したアプリは「勝手アプリ」「野良アプリ」と呼ばれ公式アプリとは区別されていました2

その一方で、スマートフォンではキャリア以外にもユーザー(個人や企業)がアプリを開発し、かつそれを配布・販売することが最初から前提となっているのです。ユーザーに決済システムを最初から提供することで大規模なアプリ市場が生まれ、様々な個人や企業が積極的にアプリ開発に関わり、結果としてスマートフォン向けアプリの数は爆発的に増加して現在も増え続けています。

[tip]従来の携帯電話は最近しばしばガラケーと呼ばれています。ガラケーとはガラパゴスケータイの略です。ガラパゴスとは南米エクアドルの西、太平洋上に浮かぶガラパゴス諸島のことです。ガラパゴス諸島は他の生態系との接触が無かったため得意な生物相をなしており、そこにしか生息しない生物が多数発見されています。国際競争にさらされず独自の機能的発展を遂げた日本の携帯電話をガラパゴス諸島の生物になぞらえ、特にスマートフォンと対比してガラケーと呼ばれるようになったと言われています。スマートフォンの熱心なファンの中にはガラクタケータイとまで言う人もいます。このエントリーの目的は携帯電話の優劣を述べることではありませんので、ガラケーという言葉は使わず「従来の携帯電話」と呼ぶことにします。[/tip]

スマートフォンのOS

スマートフォンのアプリ開発を巡る構図は、パソコンの基本ソフト(OS:WindowsやMacOSなど)とアプリケーションソフトの関係に近いと言えます。たとえばWindowsはMicrosoft社が開発したOSですが、そのOS上で動くソフトの開発には様々な企業や個人が参加しています。無料で提供されているソフト(フリーソフト)もあれば商品として販売されているソフト(商用ソフト)もあります。スマートフォンのアプリも同様に無料アプリもあれば有料アプリもあります。

スマートフォンの各OS(プラットフォームとも呼ばれる)には、それぞれのOS用アプリを入手するための特別なお店(マーケットプレイス)が存在します。そしてそのお店はネット上にしか存在しません。Windows用のソフトの多くは家電量販店などで箱に入れて販売されていますが、スマートフォンのアプリはほぼすべてネット経由で入手します。この点は従来の携帯電話でも同じです。

では、スマートフォンにおけるOSにはどのようなものがあるのでしょうか?代表的なOSと関連情報をまとめてみました。

OSの名前 iOS Android Windows Mobile / Windows Phone 7
開発元 Apple Google Microsoft
アプリのマーケットプレイス App Store Android  Marketなど Windows Marketplace for Mobile
OSが搭載されている端末 iPhone / iPod touch / iPad 多数の 携帯電話メーカーから様々な端末が発売されている 多数の 携帯電話メーカーから様々な端末が発売されている

現在大人気のiPhoneにはiOSが搭載されています。iOSはApple社の製品であるiPhoneやiPadなどでしか使用できません。AppleはOSと端末(機械)を独占的に開発・販売することでブランドイメージを保持し、安定的なサービスを提供しようとしていると言えます。iOSを搭載したスマートフォンを作れるのは(今のところ)Appleだけであり、他の携帯電話端末メーカー(たとえば東芝やソニーエリクソンなど)がいくら自社製品にiOSを使いたいと思っても無理なのです。そうしたAppleの独占を不自由なものと感じる人もいます。

Androidは、iOSに比べるとかなり“自由なOS”であると言えます。AndroidはGoogle主導で開発されたスマートフォン用のOSです。驚くべきことに、なんと、GoogleはAndroidを無償でメーカーへ提供しています3 。これが意味するところは、メーカーは色々なバリエーションのAndroid搭載スマートフォンが作れると言うことです。例えば、従来の携帯電話ではおなじみの機能である赤外線通信やワンセグは現段階ではiPhoneでは使えません。しかし、たとえばauの発売したAndroid搭載スマートフォンであるIS01には赤外線やワンセグがついています。今後、メーカー独自の個性を持たせたAndroid搭載スマートフォンがさらに増えてくるでしょう。iOSの強みが統一性であれば、Androidは多様性で勝負といったところです。

パソコンのOSでは圧倒的なシェアを誇るMicrosoftですが、スマートフォン向けOSではAppleとGoogleに水を開けられていると言わざるを得ません。同社は、いまいち普及しなかったWindows Mobileの後継OSとしてWindows Phone 7を開発しており、年内中にSamsungなどから同OS搭載スマートフォンが出るそうです4 。リードを広げるiOSとAndroidに対して巻き返しがはかれるかどうか注目されています。

ここでは紹介しませんでしたが、世界規模で見れば他にもスマートフォンOSは存在します(たとえばBlackBerry OSなど)。しかしながら日本の大学生が入手する可能性は上記3つのOSに比べるとかなり低いと思われますので今回は割愛します。今後シェアが伸びてきた場合は追記したいと思います。

2通りのインターネット接続:キャリアの通信ネットワークと無線LAN

現在の携帯電話は、通話とデータ通信を電波を使って行っています。特にデータ通信を頻繁に行うスマートフォンでは、データ通信のためにインターネットに接続する方法として、携帯キャリアの通信ネットワークを用いる方法と無線LANに接続する方法の2つの接続方法を選べるのが普通です。ここではそれぞれの通信方式についてご説明します。特に、携帯キャリアの通信ネットワークを学ぶことで携帯電話業界の熾烈な競争が垣間見えてきますので、できる限りやさしく、そして詳しく解説します。

3Gネットワークとは?

今、皆さんが使っている携帯電話のほとんどが、第3世代移動体通信システムを採用しています。3代目なので3rd Generation、略して3Gなのです。では、なぜ通信方式がこれまでに3回も代わっていったのでしょうか?その背景には、携帯電話の使い方の変化とそれにともなう技術開発の発展があります。

Twitterで投稿された写真やYouTube・ニコニコ動画などで配信される動画は、今や携帯電話でも閲覧することができます。こうした画像・音楽・動画データは、皆さんがいま読んでいる文字のデータ、すなわちテキストデータと比較して、その情報量は圧倒的に多いのです。しかも、データを送受信しているユーザーは1人や2人ではなく、日本中の、あるいは世界中の携帯電話ユーザーです。つまり、携帯で動画が見られると言うことは、膨大なデータを電波に乗せて、皆さん一人一人の携帯に届けているということなのです。動画を今すぐ観たいのに、再生ボタンを押せるようになるまで1時間も2時間もかかったら、すっかり観る気も失せてしまいます。ですから技術者達は日夜、携帯電話をより快適に使えるよう、電波に大量のデータを載せられる新しい技術を研究・開発しているのです。このため通信システムは今までに3回も代替わりを繰り返したのです。今、こうしてスマートフォンが世の中に出回るようになったのも、データのやり取りが高速化したお陰といえます。

悩ましい電波問題:遠距離に届くが低速な800MHz帯と屋内に弱いが高速な2GHz帯

3Gの通信方式では、800MHz帯と2GHz帯の2つの周波数帯が用いられています(電波が1秒間に振動する回数:800 MHzなら1秒間に8千億回、2 GHzなら2兆回)。この2 GHz帯と800 MHz帯には、簡単にいえば次のような違いがあります。

800MHz帯の電波は、回り込みが効き、障害物にも吸収されにくいので屋内やビルの谷間でもよく届きます。一方で、多くのデータを載せる用途にはあまり向かないほか、2GHz帯と比較してアンテナが大きいなどの欠点があります。一方、2GHz帯の電波は、多くのデータを載せる事に適しています。技術の発展と共に、より活用されている周波数帯です。 しかし、電波の特徴として、周波数が高くなればなるほど回り込みが効かなくなり、障害物にも吸収されやすくなります。ですので、屋内やビルの谷間、あるいは山間部では電波が届きにくくなると言った弱点を持っています。

実は、auとdocomoには2GHz帯と800MHz帯の両方がが割り当てられていますが、SoftBankには2GHz帯のみで、800MHz帯は割り当てられていません。入り組んだ場所でも届きやすい800MHz帯を持たないことが、たとえばiPhoneがエレベータの中で繋がらなくなる1つの原因なのです5 。じゃあSoftBankもさっさと800MHz帯の電波を使って通信すればiPhoneがすぐ圏外にならなくて済むのではと思うかもしれません。キャリアが使いたい周波数を好きなだけ使えれば良いのですが、事はそう簡単に解決できません。なぜなら、電波は限りある資源だからです。

電波は限りある資源

日本海側に住んだ経験のある人は、ラジオを聞いていたら隣国の放送が聞こえてくると言った経験をしたことはありませんか?これは、日本のラジオの周波数帯(ある一定の周波数の幅)と、隣国のラジオの周波数帯が近いことから起こる現象(干渉)です。聞きたいラジオが聴けなくなるのは残念なことですが、警察無線や航空無線までもが混信(干渉によって満足に通信できないこと)してしまっては大変なことが起こります。そういった無用の混乱を避けるために、国内では電波法という法律によって、電波の使い方が取り決められています。また世界でも、周波数の国際調整によって、干渉が起こらないように調整が行われています。

さて、電波は個々人が勝手に使って良いものではないと言うことは分かりました。でも、どうして「限りある」資源なのでしょうか?周波数帯が被らなければ、それで問題解決ではないのでしょうか?

先にも少し述べたのですが、電波はその用途によって最適な周波数帯があります6 。電波の周波数が高ければ高いほど、多くの情報を載せることが(理論的に)可能ですが、近距離しか届きません。逆に周波数が低ければ、遠くまで届きますが、載せられる情報量が少なくなってしまいます。ですので、ある程度の情報量を載せられ、かつ遠くまで届く、ちょうど良い周波数帯というのはみんなが欲しいと思っているのです。しかしながら、先にも述べた干渉の問題から、一度に同じ周波数帯は割り当てられません。この意味で電波は限りある資源なのです。

事実、無線の需要は伸び続けており、一方で使える周波数帯は限られています。そこで、日本の電波利用を管理している総務省では、抜本的な見直しが検討されています7 。アナログテレビが停波され全て地上デジタル放送へと移行するのも、この電波の有効利用の問題が背景にあるのです。

無線LAN=Wi-Fi接続について

現在のスマートフォンはほぼ全機種が無線LANアダプタを内蔵しています。無線LANを通じてインターネットに接続する方式はWi-Fi(ワイファイ:Wireless Fidelity)と呼ばれています。Wi-Fiは、アクセスポイントの存在するところであれば3Gよりも高速かつバッテリー消費が少なくデータ通信できるというメリットがあります。また、Wi-Fiでやりとりされるデータ(パケット)は3Gを用いていないため携帯キャリアの通信料金の枠外です。スマートフォンの利用はパケット通信定額で使う人が多いのでWi-Fiだから安くなるということはないと思いますが、主要キャリア各社は大量のデータ通信を行うユーザーに対して3G通信の速度規制を行うそうですから8910 、無線LANが使える環境ではWi-Fiに切り替えるのが無難でしょう。

大学構内や自宅では無線LANを積極的に活用して快適なデータ通信環境を手に入れましょう。ちなみに大学の無線LANは皆さんの学費の一部でその設備投資や運用が賄われていますので、使わないと本当にもったいないと思います。学内無線LANへのつなぎ方は下記の「スマートフォンを学内無線LANに接続するには?」を参考にして下さい。

まとめ:3GとWi-Fiの長所と短所

  • 3G
    • ◎ 複雑な設定を行うことなくインターネットに接続できる
    • × 圏外だと全くデータ通信ができない
    • × バッテリーの消耗がWi-Fiよりも激しい
    • × パケット通信料が発生する(パケット定額であれば問題なし)
  • Wi-Fi
    • ◎ 3Gよりも通信スピードが圧倒的に高速で安定している
    • ◎ バッテリーの消耗が3Gよりも少ない
    • × 3Gよりもアクセス圏内が狭い
    • × 接続に際して設定を行わなければならない

要するに、ケースバイケースで3GとWi-Fiをかしこく使い分けましょうということです。

スマートフォンのアプリ紹介

大学生の生活に役立つと思われるアプリを厳選してご紹介します。原則としてiOSとAndroidの両方で提供されているものを選びました。また、できる限り無料やフリーミアム、または価格の安いアプリを選んだつもりです。なおアプリの情報はこのドキュメントを書いている時点でのものです。

[tip]フリーミアムとは、基本的なサービスを無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能について料金を課金する仕組みのビジネスモデルを指します。インターネット上のサービスの多くはフリーミアムで提供されています。[/tip]

学業編

Evernote

  • Evernote(フリーミアム):ユーザー登録すると、パソコンとスマートフォンで様々なドキュメントを作成・共有できます。便利なのは、ドキュメントを共有するときにパソコンとスマートフォンとをUSBケーブルで繋ぐ必要がない点です。
    • 活用法1:授業中にスマートフォンでメモを取ってEvernoteに保存しておけば、帰宅してからパソコンでそのテキストを取り出してワープロソフトにまとめなおすことができます。
    • 活用法2:パソコンでブラウジングしている際に授業に役立ちそうなデータや記事を見つけたとき、マウスでその箇所を選択するだけできわめて簡単に情報をEvernoteに保存しておけます。その情報をクラス内で使用したいとき、Evernoteにアクセスすればスマートフォンから瞬時に情報を引き出せます。そのデータを求めてスマートフォンからもう一度ブラウジングをやり直す必要がなくなります。
    • syuheiの活用法:自宅のパソコンで大学図書館のデータベースにアクセスし、読みたい本の情報(貸し出し番号など)をEvernoteにメモっておきます。大学図書館に着いたらiPhoneからEvernoteにアクセスし、そのメモを見ながら本を借ります。同様に、観たい映画のDVDを記録しておき、TSUTAYAでレンタルするときにメモを参考にします。「何を読みたい(観たい)と思っていたんだっけ?」という物忘れが解決します。

Dropbox

  • Dropbox(フリーミアム):Evernoteと同じく、パソコンとスマートフォンとのデータ共有を円滑化するサービスです。Dropboxをパソコンにインストールすると、Dropbox用のフォルダが作られます。そこに保存したデータはスマートフォンのDropboxアプリから直接アクセスできます。同期ツールとしてもバックアップツールとしても使えます。Dropboxの機能紹介からインストール、使い方までを非常にわかりやすく解説してくれている「Dropbox徹底解剖 – 一度使ったら手放せなくなる! オンラインストレージサービスの本命」をぜひご一読ください。
    • 活用法1:パソコンで作成したレポートのデータ(WordファイルやExcelファイルなど)をDropboxに入れておきます。大学に着いて、 そのレポートを急に印刷しなければならなくなったとき、大学パソコンのブラウザからDropboxのサイトにアクセスしてログインすれば簡単に Dropboxフォルダに保存したファイルにアクセスして印刷できます。
    • 活用法2:上記と似ていますが、Dropboxのサイトにログ インするのが面倒(またはパスワードを忘れた)という場合、スマートフォンのDropboxアプリからデータを取り出し、自分の大学メアド宛に添付ファイ ルとして送ります。大学パソコンにログインしてデータを受信すれば印刷できます。
    • syuheiの活用法:iPhoneからデータを取 り出すのはiTunesやiFunBoxを使えば簡単なのですが、逆にパソコンからiPhoneにデータを送るのは実は結構面倒くさいです。そんなとき Dropboxを使えばあっという間にデータの共有ができます。特に、パソコンに保存してあるデジカメ写真ファイルをiPhoneに移したいときこのアプ リは本当に重宝しています。

[tip]上記のEvernoteやDropboxのように、インターネット上のサーバーにデータを置いて必要に応じて端末(パソコンやスマートフォン)から利用する形態は、最近ではクラウドコンピューティング(cloud computing:クラウドと略されることも)と呼ばれています。データをインターネット上に置くことで、端末さえあればいつでもどこからでもデータにアクセスできるため、現在急速に利用が進んでいます。後述するGmailのようなWebメールもクラウドの一形態と見ることができます。[/tip]

Ebpocket

  • EBPocket(無料版・有料版あり):EBPocketは、EPWINGと呼ばれる辞書データを検索するためのブラウザアプリです。iOSとAndroidの両方にアプリが提供されています。EBPocketそのものに辞書データは含まれていませんので、パソコンに接続してデータを転送する必要があります。やや敷居は高いですが、使いこなせるようになると最強です。
    • syuheiから一言:広辞苑や英辞郎などのスマートフォン向け辞書アプリは単体で発売されていますが、値段がかなり高く、また、データとしてもスマートフォン以外では使いようもないという点でもったいないように思います。また、1種類の辞書につき1つのアプリというのは、あまり効率的ではないと思います。その点、EBPocketですと検索語を一度入力するだけで複数の辞書にまたがって串刺し検索を行ってくれますので非常に便利です。なお、各電子辞書ソフトのデータをEPWING形式に変換する方法についてはGoogleで検索してみましょう。
    • 活用法1:広辞苑などの辞書ソフトを購入し、EPWING形式に変換してスマートフォンに転送し、EBPocketに読み込ませます。辞書ソフトは新品で買うと値段が高いので、ブックオフやオークションなどで中古品を買うとよいと思います。辞書ソフトを1本買うだけでパソコンでもスマートフォンでも利用可能になります。
    • 活用法2:英辞郎についてはすでにEPWING版が販売されています。変換する必要がないので便利ですね。
    • syuheiの活用法と後悔:英語をメインで教える講師として、私(syuhei)にとって電子辞書は必携ツールでした。しかしiPhoneでEBPocket Professionalを使うようになってから電子辞書を持ち歩くことは一切なくなりました。むかし購入していたパソコン用電子辞書ソフトからデータをEPWING形式で抽出し、すべてiPhoneに転送しました。今ではEBPocketから10種類以上の電子辞書を検索できるようになりました。iPhone購入の1ヶ月前に7万円以上出して購入した某社の電子辞書が完全にお蔵入りしてしまいました。本当にもったいないことをしてしまいました・・・。もっと早くにiPhoneを買っていれば・・・あの7万円があれば今ごろiPhone 4に買い換えられたのに・・・(syuheiは3GSです)。

プレゼン タイマー

  • プレゼンテーション練習用タイマー:iOSならばプレゼン タイマー(無料)、AndroidならばPresenter(無料)があります。プレゼン前はタイマーを使って予行演習をしましょう。

コミュニケーション編

Twitter

  • Twitter(無料):言わずと知れた簡易コミュニケーションツールです。そもそもTwitterって何?という方はまず「今さら聞けない?初心者に送る『Twitter』の始め方・使い方」をお読み下さい。Twitter社から公式アプリが出ており、iOS版・Android版どちらも無料で利用できます。Twitterアプリは公式以外にも無料または有料で様々なアプリが存在します。たいていのアプリには機能が一部制限された無料版が存在しますので、公式アプリが使いにくいと思う人は無料版で試してみて一番しっくりくるアプリを購入すると良いでしょう。
    • 活用法1:クラブやゼミ、サークル、勉強会のメンバー全員でTwitterを行えば情報の共有がきわめて効率的に行えます。わざわざメールで複数の宛先を指定して本文を書いて・・・としなくても、Twitterの書き込み(tweet)を経由して告知することができます。
    • 活用法2:Twitterの活用法をたったの2例で紹介できるわけはありません。ぜひご自身で、いまだかつてない情報伝達の新次元を経験してみてください。飽きたら止めれば良いだけです。
    • syuheiの活用法:授業に関する簡単な質問などはほぼすべてTwitterで行っています。私のアカウントはsyuheiです。よろしければフォローして頂いて、このドキュメントの感想など教えて頂ければと存じます。:-)

Skype

  • Skype(フリーミアム):高品質な音声通話やテキストによるチャットができるサービスです。音声通話と言ってもデータ通信で行っていますので、携帯電話の通話料は一切発生しません。しかも複数人数での通話にも対応しています。現在、パソコン版とiPhone版は存在しますが、Android版はまだリリースされていません。年内に登場する予定だそうです11
    • 活用法:クラブやゼミ、サークル、勉強会の打ち合わせやおしゃべりにどうぞ。音声通話だけでなく、チャットを使って文字情報やファイルの送受信も可能です。利用には全員がSkypeにユーザー登録する必要があります。
    • syuheiの活用法:海外の友人とおしゃべりするときはSkypeです。国際電話料金ゼロです。いやはや、すごい時代です。

Gmail

  • Gmail(フリーミアム):Googleが提供する無料のメールサービスです。iOS・Android関係なく使用できます。
    • syuheiの活用法1:私は、プライベートのメアドや大学メアド、プロバイダのメアドなど、合計5つのメールアドレスを持っています。そのすべてをGmailに転送しています。こうすることで、どのメアドに来たメールでもGmail上ですべて閲覧できています。Gmailのメールボックスは7 GB以上ありますのでパンクする心配はありません。また、抜群に優秀な迷惑メールフィルタも搭載されています。最近ではスマートフォンでGmailのプッシュ通知を受け取ることもできます12
    • syuheiの活用法2:GmailアカウントはGoogleのその他のサービスのアカウントにもなります。どうせならGoogleカレンダーも使ってみましょう。GoogleカレンダーとiPhoneのカレンダーを同期しておけば、iPhoneからもパソコンからもスケジュールの確認や編集が可能になります13この機能のおかげで私は手帳を使うことが一切なくなりました。

生活編

駅.Locky

  • 駅.Locky(無料):日本中の鉄道の駅を網羅し、次の出発までの時間をカウントダウン形式で表示する時刻表アプリです。残念ながらこのアプリは現時点ではiPhone / iPod touchにしか提供されていません。時刻表データを作成しているのは全国の有志の方々です。
  • 時刻表.Locky(無料):全国の鉄道以外にもバス・フェリーといった公共交通機関すべての時刻表を網羅しようと発展中なのがこちらの時刻表.Lockyです。駅.Lockyと同じくアプリはiPhone / iPod touchにしか提供されていません。
    • 活用法:通学で利用する路線はもちろん、主要都市の主要路線の時刻表をダウンロードしておくと旅行に出たときなど大変重宝します。また、電車の待ち時間にあわせて行動予定を立てられるので時間を効率よく使うことができます。
  • 交通機関情報のAndroid用アプリですと、乗換案内アプリ(TransitEX)(無料)や路線ドロイド(無料)というアプリが定番です。

GoodReader

  • PDF閲覧用ソフト:iOSならGoodReader(115円)が定番です。Androidなら標準でPDFリーダーがついています。PDFファイルを高速に読み込み閲覧することができます。

娯楽編

i文庫

  • 青空文庫ビューワー:著作権の消滅した文学作品などを集めた青空文庫から好きな作品をダウンロードして読むことができるアプリ、それが青空文庫ビューワーです。iOSならi文庫(450円)、Androidなら青空読手(無料)がおすすめです。i文庫はやや高いですが、ZIP圧縮された書庫を解凍できるなど多機能です。

以上を見て頂くとおわかりのように、iPhoneアプリは有料のものが多く、Androidアプリは無料のものが多いのがわかると思います。理由はいろいろあるでしょうが、iPhoneアプリの場合、アプリの開発費用がAndroidよりも高くつくというのが原因のひとつであるように思います。AndroidはOSそのものがメーカーに無料で提供されているように(前述)、フリー(自由・無料)を尊ぶカルチャーがあるのかもしれません14

スマートフォンの選び方

スマートフォンの購入を考えている人にとってはどのスマートフォンを選ぶのが自分に最適なのかは悩ましい問題です。スマートフォンは、従来の携帯電話に当然のようにあった機能がついていなかったり、あるいは全く新しい機能がついていたりするので、選び方も変わってきます。ここでは、デザイン・性能・使い勝手の3つの面からスマートフォンの選び方を考えてみます。

デザイン

従来の携帯電話に慣れ親しんだ人にとって、スマートフォンのデザインは多彩さに欠けるように思うかもしれません。確かに、タッチパネルの画面が端末のほとんどを占めるため、似たような見た目になりがちですし、iPhone 4も今のところカラーバリエーションは1種類のみです(ホワイトはまだ発売されていません)。しかし、多くのスマートフォンユーザーは色とりどりのケースで個性を演出しているようです。ケースの種類の多さはそのスマートフォンの普及度にもよるので、デザインを重視される方はケースも確認した方が良いかもしれません。

性能

アプリによって色々なことが出来るスマートフォンでは、その性能は重要です。特に選択肢の多いAndroidでは、機種によってその性能がマチマチなので、こだわる人はしっかりと確認した方がよいでしょう。重要なのはプロセッサの速度とメモリ量でしょう。

使い勝手

実はこれが一番重要かもしれません。従来の携帯電話に慣れ親しんだ人にとって、スマートフォンの使い方は全く異なります。キー入力をタッチパネルで行うことや、スクロールキーではなく指先を用いての画面移動には戸惑いを感じるでしょう。スマートフォンの使いやすさの鍵を握るのはタッチパネルの精度です。メーカーもより精度の高いタッチパネルの製造にしのぎを削っています15 。 タッチパネルの使いやすさは、実際に店頭で触ってみて確認するのがよいでしょう。

主要携帯キャリアと対応するスマートフォン

ここでは、このエントリーを書いている時点で発売中または発売間近のスマートフォンを主要携帯キャリア別にまとめました。本体価格や月々の利用料などは各キャリアのサイトを参照してください。これまではiPhoneを販売するSoftBankの圧勝だった日本のスマートフォン市場ですが、年末にかけてdocomoとauも本腰を入れて魅力的な機種を続々投入する予定です1617  。高機能スマートフォンが群雄割拠する、まさにスマートフォン戦国時代に私たちは生きていると言えるでしょう。

SoftBank

  • iPhone 4:2010年発売。もはや説明の必要はないと思います。スマートフォンブームの火付け役です。優れた機能とデザイン性で圧倒的な人気を誇っています。その一方、世界規模でみると、増え続けるAndroid勢力に押され気味という一面もあります18
  • HTC Desire X06HT-II:2010年発売。SoftBankといえばiPhoneが有名ですが、実はAndroidも取り扱っています。Google 公式Android端末・Nexus Oneとほぼ同等の性能となっています。Android Ver.2.2 へのアップデート、携帯ドメインによるメール対応も予定されています19

docomo

  • Xperia SO-01B:2010年発売。Xperiaはdocomoから販売されているSony Ericsson製のスマートフォンです。iPhoneとは一線を画すデザイン、独自のインターフェイス・機能を盛り込んでいるのが特徴です。搭載するAndroidのOSバージョンは1.6となっており、今後アップデートが行われる予定です20 。 しかしながら、この機種はスマートフォンでは一般的なマルチタッチ(2本指での操作)が非対応となっているため、注意が必要です。また、一部情報ですが、後継機のXperia X12の発売も噂されています21
  • Galaxy S SC-02B:2010年10月下旬発売予定。Samsung製のスマートフォンです。1GHzのプロセッサ(スマートフォンの頭脳)や大型有機ELディスプレー(液晶ディスプレーに比べて、発色の綺麗さが特徴のディスプレーです。)を搭載など、現時点では最高クラスのスペック(性能)を有しています。メーカーも相当自信があるらしく、海外では「iPhoneに不満がある人は無償で交換します」というイベントがあったほどです22

au

  • IS02:2010年発売。IS02はauから発売されている東芝製のスマートフォンです。今回紹介する中では唯一のWindows Mobileです。物理キーボード(従来のキー操作と同じ。ただしパソコンと同じキー配列)を搭載しながら、世界最薄だそうです。また話題の有機ELディスプレーも搭載しています。Microsoft製ですので、Officeで作った文書を確実に表示・編集できるのは魅力的です。
  • IS03:2010年11月下旬以降発売予定。IS03はauから発売予定のシャープ製スマートフォンです。auは既に、IS01というアンドロイドの“スマートブック”を発売しています。IS01とIS02があまりパッとしなかっただけに、多くのauユーザーがこの機種に期待していると思います。日本の携帯事情を考慮した設計となっており、赤外線・ワンセグ・おサイフケータイまで搭載しているスマートフォンです。

スマートフォンを学内無線LANに接続するには?

立命館大学びわこ・くさつキャンパスの場合

2010年11月1日より、iPhone / iPod touchの接続が公式にサポートされました。接続マニュアル(要RAINBOW ID)を参考にして下さい。

学内無線LANは高速かつ省電力なのですが、大学のセキュリティポリシーにより多くのポートが塞がれているためいくつかのアプリが利用できません。たとえばiPhoneの場合、標準のメールアプリによるGmail接続はできません(本ドキュメント執筆時)。Gmailの場合はGoogle Appや直接ブラウザでアクセスして利用する方法がありますが、メールアプリに比べると使い勝手がどうも悪いのでsyuheiは学内では3G回線で接続しています。

本文脚注

電波の利用状況の調査・公表制度
@eigokuno
  1. 今だからこそ“ガラケー”にチャンス – 記者の眼:ITpro []
  2. 勝手アプリとは – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典 []
  3. Androidのライセンスに関するWikipediaの記述 []
  4. Samsung、Windows Phone 7スマートフォンを年内投入 – ITmedia News []
  5. 【緊急連載・ソフトバンクはどこへ行く】孫社長が800MHzにこだわる理由 – ニュース:ITpro []
  6. 周波数帯ごとの主な用途と電波の特徴 []
  7. 電波の利用状況の調査・公表制度 []
  8. ドコモの通信速度制限、10月1日より「直近3日間で300万パケット」 – ケータイ Watch []
  9. 通信品質確保対策の導入について | SoftBank []
  10. EZwebの通信速度制限、10月より正式スタート – ITmedia +D モバイル []
  11. ビデオチャットも出来るSkype for Androidが今年中に登場するらしい []
  12. iPhoneのGmailアプリがプッシュ通知機能をサポート開始 []
  13. iPhoneカレンダーとGoogleカレンダーを同期する方法。 | 和洋風◎ []
  14. 哲学的背景がまったく異なる「Android」と「iPhone」 – CNET Japan []
  15. アルプス電気、高精度タイプタッチパネル4割増産 []
  16. ASCII.jp:ドコモ、冬モデルでスマートフォン7機種用意 FeliCa搭載機も []
  17. 【速報】KDDIが秋冬モデルに複数台のスマートフォンや「禁断のアプリケーション」が登場することを予告 – GIGAZINE []
  18. Android、米スマートフォン市場でiPhoneを抜いて2位に――米Nielsen調べ – ITmedia News []
  19. ソフトバンク、HTC Desire(X06HT、X06HTII)へのAndroid 2.2アップデートを10月8日より提供。MMS対応も同時公開 []
  20. XperiaのAndroid 2.1アップデート提供延期、10月末以降に – Sony Ericsson | 携帯 | マイコミジャーナル []
  21. Selectamobile – Sony Ericsson SO-01C / Xperia X12 Rumours Indicate a Slim Powerful Device On The Way []
  22. サムスン、不満を抱くiPhone 4ユーザにGalaxy Sを無償提供 []

大学生のためのスマートフォン活用講座(2010年10月版)」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: Tweets that mention papiko WP - 大学生のためのスマートフォン活用講座(2010年10月版) -- Topsy.com

  2. ピンバック: papiko WP - 学内でiPhoneを接続するには

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