PIO病の治療と予防

最近、PCの動作が何をするにも重くなり、CPU占有率が常時60~70%という状態でした。結論はPIO病でした。SATAでもPIO病になるんですね・・・。

発覚まで

原因究明の第一歩に役立ったのはProcess Explorerでした。動作が重いときにCPU占有率順でソートしてみると、”interrupts”(Descriptionでは”hardware interrupts”)30~40%という状態でした。

ハードウェアと言われても、思い当たるのは常時接続している外付けHDDしかありません。外付けHDDのフォーマットがFAT32なので、これをNTFSにコンバートしたら治るのかなと考えたりしていました。

検索を繰り返すうちに、PIO病という症状の報告が数多く見受けられました。

PIO病またはPIO地獄とは、いつのまにやらWindowsがIDEデバイスの転送モードをPIOに変更してしまい、3MB/s(最近のHDDなんかだと50MB/sくらいは出る)くらいしか転送速度が出なくてOSの起動やら全てが遅くなってしまう現象です。(hail2u.net – Weblog – PIO病

PIO病は、PIOモードを持つIDEのもので、AHCIモードで動いているSATAには関係ないという先入観がいけませんでした。Windows 2000以降の“DMA による転送が 6 回失敗したら PIO に変更する”という仕様は、SATAでも適用されるそうです。

PIO病の治療

というわけで、PIO病の可能性が濃厚となったので、やや荒療治ですが「PIOモード病(PIO病)を治す■【特効楽】■ – mut3の日記」を参考に、IDEチャネルの削除→再起動という手段を取りました。すると、CPU占有率はグッと低くなり、PCの動作はとても快適になりました。

再発防止に向けて

再発防止のために、Intel(R) Matrix Storage Managerをアップデートしたり、「PIO病(2000/XPでHDD, DVDドライブが異常に遅くなる) – Inspiron1720 (Windows Vista)」を参考にレジストリを書き換えたりしたほうが良さそうです。

PIO病の治療と予防」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: Windowsエクスプローラが激重になってしまったら - ElectronicBrain is eating BreakFast

  2. ピンバック: papiko WP - X61sでHardware Interruptsが頻発&応急処置

  3. tana

    最近PCの調子が悪いと思いつつ偶然たどり着いたこちらのサイトで見つけたPIO病。
    ドンピシャでした。おかげで直りました、ありがとうございます!

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